38 国内通信市場とKDDI
42 2016年3月期のセグメント別業績ハイライト
44 パーソナルセグメント
46 バリューセグメント
47 ビジネスセグメント
グローバルセグメント
48 2016年3月期の連結業績報告・分析
51 2016年3月期のセグメント別業績報告・分析
54 連結財務諸表
60 市場データ
62 会社概要/株式の状況
国内通信市場とKDDI
国内通信市場の特徴
2016年3月末の日本の携帯電話累計契約数は、前期
末比4.3%増の1億5,648万契約*
1となりました。
フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行や、
一人のユーザーが複数のデバイスを利用する「マルチデ
バイス化」が進むことで、モバイル市場は引き続き拡大
を続けています。
また、ネットワーク・端末の進化による快適なモバイ
ル利用環境の整備に伴い、モバイルコンテンツおよびモ
バイルコマース市場の規模も拡大している中で、通信事
業者は新たな収益源として、通信以外のサービスへ事業
領域を拡大しつつあります。
一方、日本のモバイル市場における環境変化としては、
電波の割り当てを受けた通信事業者(MNO)からネット
ワークを調達してモバイルサービスを提供するMVNO*
2の新規参入が活発化しています。2016年3月末のMVNO
サービス契約数は、前期末比32.5%増の1,269万契約*
1となり、モバイル通信市場に占めるシェアは7.8%まで拡
大しています。総務省が2014年10月に発表した「モバイ
ル創生プラン」の中で掲げられている「2016年中約1,500
万契約」の目標に向けて、今後も拡大が見込まれます。
*1 出典:総務省 電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ の公表(平成27年度第4四半期(3月末))
*2 仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator)
モバイル
全国総世帯数に占めるFTTH世帯カバー率は9割超、
CATVのホームパス*
4も7割超に達しており、日本の高
速ブロードバンド利用環境はほぼ整備されています。
2016年3月末の固定ブロードバンドサービス契約数
は、前期末比2.8%増の3,781万契約*
1となりました。
固定ブロードバンドサービスの普及率がすでに約7割
に達している状況ではあるものの、 2015年3月から開
始したNTT東西の光アクセス回線卸売を利用する新規
事業者参入や、モバイル各社による固定とモバイルの
セット割引サービス販売が進む中で、市場は緩やかに拡
大を続けています。
固定ブロードバンド
0 50,000
30,000 40,000
20,000 10,000
2010 2011 2012 2013 2014 2015 モバイルコンテンツ市場 モバイルコマース市場
出典:一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム調査
(億円)
10,085 11,716 19,061
6,465 6,465 7,3457,345
14,997 23,507
8,510 8,510
19,359 30,142
10,783 10,783
24,480 39,046
14,566 14,566
28,596 44,228
15,632 15,632 16,550
(年)
〉〉モバイルコンテンツおよびモバイルコマース市場規模の推移
(%)
0 1,600
800 1,200
400
0 2.0 8.0 6.0 4.0
(万契約)
898 5.8
958 6.1
1,006 6.4
1,073 6.7
1,163 7.2
2014.12 2015.3 2015.6 2015.9 2015.12 1,269
7.8
2016.3 契約数(左軸) 市場シェア(右軸)
〉〉MVNOの契約数・市場シェアの推移*
1、3〉〉FTTH普及状況 〉〉CATV普及状況 〉〉固定ブロードバンド普及状況の推移*
1全国の総世帯数 5,641万*5 FTTH世帯カバー 5,246万世帯以上
(93%以上)*6
FTTH契約世帯数 2,787万(49.4%以上)*1
全国の総世帯数 5,641万*5
うち有料サービス加入者
CATVホームパス 4,083万世帯(72.4%)*7 CATV契約世帯数
2,807万(49.8%以上)*7 インターネット
603万 多チャンネル705万
*4 ケーブルテレビの施設設置許可地域内で、伝送路の施設が完了しているエリア内の世帯数
*5 出典:総務省 住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(平成27年1月1日現在)
*6 出典:インフォメーションNTT東日本2015:経営全般:電気通信設備状況:アクセス網の光化。2016年 3月末の東日本電信電話株式会社(NTT東日本)のFTTH世帯カバー率は95%、西日本電信電話株式会社
(NTT西日本)は93%(推定)
*7 放送ジャーナル 2015年12月号(2015年9月末現在)
0 4,000 3,000 2,000 1,000
2012.3 2013.3 2014.3 2015.3 2016.3 CATV
FTTH ADSL FWA
(万契約)
591 601 542
2,230 2,230 2,3852,385
623 447
2,531 2,531
643 375
2,661 2,661 670
3,530 3,601 3,680 673 320
2,787 2,787 3,781 3,493
1 1 1 1 1
*3 MNOであるMVNOを除く
スマートフォンやタブレット端末の普及、端末の性
能向上、通信技術の進化に伴い、日本のモバイルトラ
フィック量は急増しており、月間平均トラフィックは直
近1年で約1.4倍に増加しています。
〉〉国内のモバイル月間総トラフィックの推移
国内のモバイル通信事業者への周波数の割り当て状況
KDDIグループ
+ NTTドコモ ソフトバンクグループ*
83.5GHz
(Band 42)
TD-LTE
2.6GHz
(Band 41)
TD-LTE
WiMAX
2.1GHz
(Band 1)
FD-LTE ×2 ×2 ×2
1.7GHz
(Band 3)
FD-LTE ×2 ×2
1.5GHz
(Band 11)
FD-LTE ×2 ×2 ×2
900MHz
(Band 8)
FD-LTE ×2
800MHz
(Band 18/19/26)
FD-LTE ×2 ×2
700MHz
(Band 28)
FD-LTE ×2 ×2 ×2
周波数合計 200MHz 200MHz 210MHz
(2016年3月31日現在)
*8 ソフトバンクモバイル+ワイヤレスシティプランニング
*9 現在、40MHz分はWiMAX 2+(TD-LTE)で利用、10MHz分はWiMAXで利用
*10 TD-LTE
*11 東名阪のみ
ワイヤレスシティ プランニング
10MHz
10MHz
10MHz
10MHz
10MHz
20MHz 20MHz
20MHz*
1120MHz
15MHz
15MHz
15MHz
15MHz
15MHz
30MHz*
1050MHz*
940MHz 40MHz 40MHz
特に、モバイル利用の最繁時の平均トラフィックは、
月間平均に対し約1.5倍の水準となっており、モバイル
通信各社にとって、増加するモバイルトラフィックを効
率的に収容し、設備投資を抑制しつつ、ネットワークを
安定的に稼動させることが重要な課題となっています。
0 2,000
1,000 1,500
500
(Gbps)
出典:総務省 「我が国の移動通信トラヒックの現状」月間平均トラヒック 最繁時トラヒック(当該資料(平成28年3月分)より)
623.2 712.7
823.3 869.5
979.8 1,096.4
1,214.4 1,289.5
1,441.9 1,553.0
1,737.5 1,764.7
1,328.7
422.0 469.8
546.4 586.2 671.7
729.9 822.4 871.8
969.0 1,032.3
1,181.6 1,216.9
1,933.4
2013 2014 12 3 6 2015 9 12 20163
3 6 9 12 3 6 9
1年で1.4倍に増加
2000年10月、長距離通信の第二電電株式会社(DDI)、
国 際 通 信 のKDD株 式 会 社、日 本 移 動 通 信 株 式 会 社
(IDO)の3社合併により発足したKDDI株式会社は、モ
バイル・固定通信の両事業領域で、M&Aなどを通じて
事業基盤の拡充を進めてきました。
その結果、モバイルでは3G /4G LTEやWiMAXネッ
トワーク、固定ではFTTHやケーブルテレビなど、さま
ざまなアクセスラインと、モバイル約6,400万契約*
1お
よび固定ブロードバンド約880万契約*
2の顧客基盤を
確立しており、その優位性を生かして3M戦略*
3を推進
しています。
*1 au + UQの合計(2016年3月末現在)
*2 FTTH + RGU対象世帯数の合計(2016年3月末現在)
*3 3Mとは、「マルチネットワーク」「マルチデバイス」「マルチユース」の頭文 字。いつでもどこでも最適なネットワークを通じて、スマートフォンやタ ブレット端末をはじめとするさまざまなデバイス上で、さまざまなコンテ ンツやサービスをシームレスにお使いいただける環境を整えることを目指 したKDDIの成長戦略
DDI
KDD
IDO
2000年10月 3社合併で誕生
2001年10月合併
au
パワードコム
2006年1月合併JCN
*4 2007年6月連結子会社化ctc
*6 2008年4月連結子会社化2005年10月合併
ツーカー
東京電力 光ファイバ事業
2007年1月統合UQ
*5 2015年4月連結子会社化2007年8月発足J:COM
*7 2013年4月連結化出典:電気通信事業者協会資料を基に当社作成
*8 株式会社NTTドコモ、ソフトバンク株式会社、 当社(au)による3社間のシェア
〉〉モバイル契約数シェア
*8(2016年3月末)
出典:総務省資料を基に当社作成
*9 KDDI + ctc + 沖縄セルラー電話株式会社
〉〉FTTH契約数シェア
(2016年3月末)
出典: 放送ジャーナル(2015年12月号)を基に 当社作成
〉〉 ケーブルテレビ有料多チャンネル
契約数シェア
(2015年9月末)携帯電話/高速データ通信
モバイル
FTTH /ケーブルテレビ/固定電話
固定通信
2014年 4月合併
*4 ジャパンケーブルネット株式会社
*5 UQコミュニケーションズ株式会社
(2016年3月 期 か ら の 国 際 財 務 報 告 基 準
(IFRS)の任意適用に伴い、持分法適用会社か ら連結子会社へ変更)
*6 中部テレコミュニケーション株式会社
*7 株式会社ジュピターテレコム
国内通信市場とKDDI
NTTドコモ
45.3%
J:COM 49.4%
NTT東日本
38.3%
KDDI(au) 29.3%
TOKAI
3.4%
電力系 事業者
9.1%
KDDI*9 12.9%
ソフトバンク
25.3%
その他
41.6%
その他
8.8%
CNCI
5.7%
NTT西日本
30.8%
156百万
契約 28百万 契約 7.05百万 契約
KDDIグループの沿革
KDDIの国内の状況
●モバイル
2016年3月末のau携帯電話累計契約数は、前期末比
5.6%増の4,591万契約となり、モバイル3社間におけ
るシェアは29.3%となりました。
このうち、KDDIの連結売上高の約7割を占めるパー
ソナルセグメントにおいては、スマートフォンの浸透率
が58%(LTEに限定すると56%)まで上昇しました。
また、 「WiMAX」および「WiMAX 2+(TD-LTE)」サー
ビスの提供を行うUQにおいても、2016年3月末時点で
前期末比89.1%増の1,805万のお客さまにご契約いただ
いています。さらにUQは、MVNO事業者として2015
年10月から「UQ mobile」の提供を開始し、MVNO市
場における利用者の裾野拡大に取り組んでいます。
〉〉FTTH累計契約数
*9の推移(連結)
*13 2013年3月期はJCNのみ、2014年3月期以降はJ:COM+JCN。2013年 12月のJ:COMによるJCN連結化に伴い、2014年3月期については、総 加入世帯数の算出方法をJ:COM基準に統一。2015年3月期以降は、「総 加入世帯数」から「RGU対象世帯数」へ定義変更。2015年3月期の「総加 入世帯数」ベースは505万世帯
〉〉RGU対象世帯数
*13の推移
●固定ブロードバンド
2016年3月末のFTTH累計契約数は、前期末比7.6%
増の375万契約となり、市場シェアは12.9%となりま
した。
ケーブルテレビにおいては、RGU*
12対象世帯数が、
前期末比3.5%増の505万世帯となりました。
また、2015年9月末のJ:COMのケーブルテレビ有料多
チャンネルサービス契約数シェアは、約5割を占めています。
FTTH・ケーブルテレビともに、auのお客さま基盤と
のクロスセルを通じて、顧客基盤のさらなる強化および
拡大を続けています。
*12 RGU(Revenue Generating Units)。収益獲得単位数のこと。各世帯で 加入しているケーブルテレビ、高速インターネット接続および電話サービ スのそれぞれが1RGUとなる
287
324
349
(万契約) 375
2013.3 2014.3 2015.3 2016.3
124
500 488 505
(万世帯)
2013.3 2014.3 2015.3 2016.3
〉〉au累計契約者数
*10の推移(連結)
*11 auスマートフォン÷一般端末(スマートフォン・フィーチャーフォン
(ぷりペイド含む))
〉〉auスマートフォン浸透率
*11の推移(パーソナル)
2013.3 2014.3 2015.3 2016.3
3,771
4,052
4,348
4,591
(万契約)
49%
54%
LTE 35%
LTE 50%
LTE 56%
2013.3 2014.3 2015.3 2016.3
58%
*10 KDDI + 沖縄セルラー電話 ■■LTEスマートフォン ■■3Gスマートフォン